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横須賀の戸建と横浜の区分を売却。「投資で買って、実需で売る」ことで得られた利益

大家のプーさん_画像 大家のプーさん 第56話 著者のプロフィールを見る

2024/4/23 掲載

今日も、私 大家のプーさんのコラム連載56回目をご覧頂き、ありがとうございます!コラム56回目は、【投資で買って、実需で売る】をテーマに、お話をさせて頂きます。

■投資で買って、実需で売る

僕は基本、現金で高利回り物件を買う事が多いですが、他にもいくつかの買いパターンを持っています。その一つが、「投資で買って、実需で売れる」物件です。この場合、金額によっては融資を使っています。

融資で購入する場合、利回りはそこまで気にしていません。
気にするポイントは、積算評価or担保評価が高い事と、加工後のリセール価格です。

融資を使うなら利回りが高くないとキャッシュフローが厳しいのでは?という人がいます。その通りです。でも僕はその逆です。「利回りは微妙だけど、空室になったら買値よりも明らかに高く売れる」物件で融資を使うことが多いです。

直近の1年間は、たまたまだと思いますが、そういった物件が30件程購入できました。そのうち20件超を、融資を受けて購入しています。(僕は大家ですが宅建業者もあるので情報は入って来やすいです)

その中で、購入から1年で退去となり、売却が決まった物件が2件ありましたので、今回のコラムで書かせて頂きたいと思います。

1、横須賀市中古戸建 購入:1,500万円、売却益約900万円

最初に紹介するのは価格1,500万円、表面利回り9.6%のオーナーチェンジにて購入した横須賀の中古戸建です。築40年で、駅から徒歩10分ほどの場所にあります。土地としても売れる物件です。

買った時は、「退去になれば、住宅としてほしい人に1,980万円くらいで売れるだろう」と思って購入しました。しかし、好況に恵まれて2,500万円で売却することができました。

私がこの物件を購入できた理由について、自分としては次の2つかなと思っています。

・横須賀にしては利回りが低いこと
・築年が古いため、投資用の融資が引きづらいこと

結果として購入から1年半で退去になったので、利益が比較的大きくなりましたが、退去がなければ、ただ利回り9.6%の物件保有をしている状態です。(横須賀で不動産投資を始めたい人にとっては、たぶん物足りない利回りでしょう)

まとめると、保有していた1年半で200万円超の家賃を頂き、売却益で900万円程を計上できた物件となりました。退去が発生するまで、ずっと持ち続けるつもりで購入していました。良い市況の時に退去となり売却できたのは幸運でした。

2、横浜市中古区分マンション 購入:700万円、売却益550万円

二つ目の事例は、横浜の中古区分マンションです。物件価格は700万円、表面利回り8.5%のオーナーチェンジにて購入した物件でした。

区分マンションですので月々の管理費/修繕積立金で約2万円かかります。それを計算に入れると、なんと利回りは5.1%になりますw

こちらの物件も築40年で、駅から徒歩10分という立地でした。退去になれば1,500万円弱で売れるだろうと思って購入した物件でしたが、結局1,300万円で売却できました。

私がこの物件を購入できた理由について、自分としては次の2つかなと思っています。

・利回りが明らかに低いこと
・築年が古いため、投資用の融資が引きづらいこと
※例1の横須賀市戸建と一緒ですねwww

この物件は、購入するか否か、非常に迷いました。既に築40年を超えている区分マンションでしたので、購入後の入居期間が長いほどに投資として厳しくなります。利回りも極端に低いです。退去がなければ損はないですが、利益もほとんど望めません。

それでも、この物件を買うことに決めました。理由は、入居者さんに滞納履歴があったからです。滞納が続いた場合、それを理由に退去してもらおうと考えたのです。

結果として、その通りになりました。購入後、14カ月で滞納が積み重なり、退去となりました。保証会社さんに加入しておりましたので、退去に伴う費用は必要ありませんでした。

滞納のある部屋ではよくあることですが、退去後に中に入ってみると想定以上にひどく荒れた状態でした、、、。そのため、買取再販業者さんに購入して頂いたという結果となりました。

(買取再販業者さんは、リノベーションをして再販する事が多いため、室内がボロボロでも問題ないのです)

1,500万円位で売れるだろうと考えて購入した物件が、1,300万円での売却となったのは、買取再販業者さんに買ってもらったからです。中がキレイで、実需の方に売る場合には1,500万円も狙えたと思います。

■利回りの低い2物件を購入した理由

いずれの物件も、「利回り目線」であれば購入しない物件でした。そして、僕は高利回り物件が好きですが、この2つのように、「利回り」以外の目線を基準にして不動産を購入することもあります。

そして、長期的にキャッシュを増やしてくれる物件というのは、実は高利回りの物件ではなく、こういった「売却益の出る」物件だと考えています。融資を受けて購入できれば、尚更のことです。

僕は投資に正解はないと思っていますし、不動産投資の答えも複数あると考えています。つまり、良いと思うものをどんどんやればよいのですが、実際のところ、光って見える投資手法や不動産商品はそう多くはありません。

そんな中で、私から見て光って見えた物件の事例を紹介させていただきました。私が見えている限りの話で恐縮ではありますが、皆さんのお役に立てる話となりましたら幸いです!

 

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※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

大家のプーさん

大家のプーさんおおやのぷーさん

専業大家
宅建士
横浜在住

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • ■ 主な経歴

    □1988年
    東京都に生まれる

    15才~22才まで音楽に明け暮れる

    好きな事だけして生きていきたいとずっと思っていた

    □2010年(22才)
    大学卒業後、お金について学ぶため金融機関に就職

    □2013年(25才)
    不動産投資について学ぶため、収益不動産を扱う不動産会社に転職

    主に不動産仕入の営業マンとして働く

    やり方がわかったところで自分自身も不動産投資を始める

    □2016年(27才)
    収益物件専門の仲介・買取会社を起業

    相談を受けた不動産投資家が失敗して自殺したことにショックを受ける

    □2018年(30才)
    管理会社を起業
    地方の不動産会社の会社役員等を兼務
    業者としての売買・仲介実績が100億円を超える

    □2019年(31才) プライベートカンパニー以外を全て清算
    専業大家となる

    □2020年(32才)
    SNSやセミナー等で情報発信を始める

    □2021年(33才)
    北関東を中心に、保有資産を大幅に追加

    □2024年
    家賃CFは約3,000万円
    借入は公庫の無担保枠約1,700万円のみ
    長期保有は、北関東のアパート、戸建に特化

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