11月23日、博覧会国際事務局(BIE)総会がパリで開かれ、加盟各国の投票により2025年国際博覧会(万博)の開催国に日本(大阪)が選ばれた。
大阪での万博は、1970年に千里丘陵(大阪府吹田市)で開催されて以来55年ぶりとなる。開催期間は2025年5月3日(土)~11月3日(土)の185日間、会場は大阪北港の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)となる。
2025日本万国博覧会誘致委員会によると、想定来場者数は約2800万人、経済波及効果は約2兆円と試算している。
日本としては2020年東京オリンピック、パラリンピックに続く国際イベントとなるが、これは前回1964年の東京オリンピック、大阪万博を彷彿とさせる。
会場の建設や交通機関の整備等、2025年までに様々な公共工事等が必要であり、オリンピック後の景気浮揚策としても期待される。
夢洲は、大阪市が1977年から埋め立てを始め、大阪の新都心とする構想や、2008年の大阪オリンピック招致の際には選手村とする計画もあったが、いずれも挫折。現在は一部がコンテナターミナルとして使用されるのみで、大部分が空き地となっている。
地元大阪、関西では「負の遺産」
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