■新築+リノベで道行く人が振り返る空間に
近年、新築のアパートが増えている調布市に中古のリノベーションと新築を組み合わせた物件が誕生した。名付けて「こだちの家」。
敷地は中央に店舗併用住宅があり、左側には以前はアパートがあったという空地、右側には庭があったという土地。中央の築40年の住宅をリノベーションで3戸にし、左右の空地には新築住宅を1棟ずつ。一般にはリノベならリノベオンリー、新築なら新築オンリーとなりがちだが、それをあえて混在、目立つ一画となっている。
手がけたのは住宅のリノベーション、新築を扱うスタジオA建築設計事務所。「この土地は依頼主のご両親が住んでいた場所で、ご両親が施設に入居後、しばらく空き家になっていましたが、それではもったいないと直接ご相談をいただきました」(スタジオA建築設計事務所・内山章さん)。
内山さんは2013年に長年空き家となっていたアパートを事業者が施工費を負担、安く転貸することでその施工費を改修するという仕組みで改装。大家が投資することなく、リ
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