繁忙期になると急激に需要が増えるが、入居希望者からしてみるとライバルも増える時期であるため、じっくり物件を選んでいる時間的余裕がなくなる。
そのため、自分に適合している物件から優先的に決めていく傾向がある人も多く存在する。つまり、良いところを伸ばすのも良い方法であるが、ネガティブなマイナスポイントを消しておくことも、とても効果的なのである。
2024年の賃貸繁忙期に向けて、空室物件は年越し前にマイナスポイントを払拭しておきたい。
まず、管理会社に物件の管理を任せているオーナーは、所有している物件の現場に足を運んでいるだろうか。管理会社に任せているからといって、空室であっても問題点を探しに現地に足を運ぶオーナーは少ない。満室であればなおさら、現地から足が遠のいてしまう。
長期的に物件から効率良く収益を得るためには、やはり現場の感覚が重要であり、募集条件や写真などの机上のリーシング活動を除くと、問題点は現場に答えが落ちていることが多い。空室改善の糸口は、筆者の場合、ほとんど現場から拾っている。
入居希望者は、物件をネット上で選定の上、仲介担当に紹介をされて現地に行くことになる。現地に到着し、仲介担当
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執筆:
(いまいもとつぐ)