人口減少に加え、コロナ禍でワンルーム等に居住していた若い入居者が退去、空室に悩んでいる人も多いのではなかろうか。
足立区、葛飾区、江戸川区をメインに木造アパート約1万戸を管理する管理会社アミックスは満室が続いていた3年ほど前からこうした事態を想定、何をすべきかを検討してきたという。その結果が2021年12月1日からスタートした株式会社OAGライフサポート(以下OAGライフサポート)との業務提携だ。
具体的には同社の賃貸見守り契約を導入することで日常的な安否確認に加え、入居者に何かがあった場合でも契約の解除、残置物の撤去など、これまで高齢者入居で懸念となっていた事項をスムーズに解決できるようにした。これによって同社では安心して高齢者の入居を進められるようになるという。経緯と今後の展望について聞いた。
満室時からスタートした将来の空室対策
同社が3年ほど前に将来の空室について対策を考え始めた時、思い浮かべたのは高齢者などの、いわゆる住宅確保要配慮者の入居である。一度入居すれば転居はほとんどなく、家賃に関して交渉が入ることも少ないなど、高齢者等はある意味手堅い入居者で
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる